【ヨハネスブルク=笹子美奈子】ロイター通信によると、西アフリカ・ニジェールのクーデターを巡り、西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)は18日、軍事介入の作戦開始日を決めた。開始日は明らかにしていないが、クーデター部隊に投降を求める外交努力を開始日まで続け、不調に終わった場合は軍事介入に踏み切る方針を確認した。

 ECOWASは10日の緊急首脳会議で、「待機軍」を編成することを決めていいる。

 一方、クーデター部隊は強硬姿勢を崩していない。13日には、監禁中の親米欧派の大統領を「国外との情報交換を通じて国家安全保障を危険にさらした」として「反逆罪」で訴追すると主張した。